めざし女の処方箋

基本ダメダメ女のための緩いブログです。

頭が良い人と、能力が高い人

先日、なすねむさんの「めしがくいたい」のブログで、頭の良さの話が出ていました。

www.nasnem.xyz 

なすねむさん、楽しく読ませていただきました。

ありがとうございます。


頭の良さとは何でしょうか


スマホで例えると

  • CPU の能力⇒理解力の早さ、回転の速さ
  • メモリ(RAM)の容量⇒ワーキングメモリ(作業記憶)、いっぺんにいくつも処理できる能力
  • ストレージ(ROM)の容量⇒長期的な記憶力(知識)

(本当はPCで例えたかった40代の私)


これらが総合的にハイスペックだと「頭が良い」ということだと思っています。
けれども「頭が良い」のと「頭が良いように見える」のは、似て非なるものだと思っています。
どこかに偏っていてもその能力を存分に使っていれば「頭が良いように見える」し、その逆でスペックが良くても使いこなせていなければ意味がないようにも見えます。

 

頭が良いように見える人は、いわゆる「能力が高い人」ですね。

例えばOSを常にアップグレードし使いこなしているとか、アプリの選定が上手くて無駄がないとか。

その逆でかなりハイスペックなのに全然アプリを入れていない人もいますし、ストレージにたくさんの情報があるのに、それを引き出さないでしまっておくだけの人もいます。

 

私は圧倒的に処理能力系が足りません。
CPUが遅いから、会話をすると瞬間的に上手い切り返しが出来ない。メモリもたいしたことないからすぐテンパって作業効率が悪い。

ストレージは普通だと信じているけれども、とりあえず入れておくだけで情報の整理整頓が出来ていない。


あれこれアプリ詰め込み過ぎて整理が出来ていない私のスマホがまさに今の私の状態。

格安スマホでスペック自体が低いのに、もう目の当てようもないです。

 

 

算数に見る「頭の良さ」

算数で、小学校一年生の時に、「10のまとまり(10進法)」が理解できなくてつまづく子がいるらしいです。

2+3とかはすぐに理解できるけれども、15-8等の繰り上がり、繰り下がりを理解するのにかなり時間がかかってしまう子。

 

引き算は減加法と減減法があります。

15-8=15-5-3=7 と解く方法が減減法。

15-8=10-8+5=7 と解く方法が減加法。

これって10のまとまりが理解できていないとできませんよね。

まとまりが理解できないと、延々と1ずつ8回減らしていくことしかできないわけです。

 

この「まとまり」っていうのは感覚なので、教えるのが難しい!

「10」という数字を視覚で見てすぐブロック10個を連想できる子が「頭が良い」と言えるのだと思いますが、多分理解の早い子供に「分からないって言っている子に引き算をおしえてあげて」と言ったら教えられないと思います。

天才が勉強を教えられないように、何故理解できないのかが分からないのですから。

小学一年生には理解する頭の良さはあったとしても、教えるという「能力」を持てる子はかなり少ないでしょう。

大人だったら表を使うとかブロックを使うとか、視覚的に分かりやすくする方法を「ストレージ」から引き出すことは出来る人が多いとは思うのですが、それは能力であって頭の良さではないわけです。

 

けれども、この「能力が高い」人が、世の中で言う「頭の良い人」になっている場合が多々あるかと思います。

 まぁ実際のところ、スペックより実務が出来る人の方が助かるし、重宝しますよね。

幾らハイスペックのPC買おうが、ネット見るだけじゃ意味ないですもんねw

 

10のまとまりを考えられない子は、2進法でも16進法でも同時に考えられちゃう作業記憶(RAM)の持ち主で、CPUの処理が早いからこそ「なんで10でまとまらなければいけないの?」ということがわからない可能性もありますよね。

一概に勉強が理解できないからスペックが低いとも言えないし、その逆で成績が良いからスペックが良いとも言えません。

 

ちなみに私の小学生時代は「成績が良い馬鹿」でした。

CPUの処理能力(計算)が遅いので、算数を「ストレージ(記憶)」で処理していました。

 

「10-5=5」「20-15=5」などのキリの良い計算式の答えや、一桁の足し算引き算など簡単な問題の答えを暗記していて、そこから答えを導いていました。

例えば158+48は、

8+8が16 150+40が190で206って時もあれば、160+40が200だから2少なく8多くて206、と答えを導き出すときもありました。

 

これを6年間やっていたもんで、計算処理が多くなる中学生になったら一気に数学ができなくなりました。185×395とかの問題まで記憶できるようなストレージの持ち主だったら良かったんですけれども、基本スペックは低いですからね。

でも、算数は出来ていたから、なぜ「出来なくなったか」が全く分からず、勉強が苦手な子になっていきました。

 


我が子と我が子の友達の「頭の良さ」


我が子や我が子の友達を見ていると、子供の「頭の良さ」っていろいろあって面白いです。

やんちゃで学校の勉強は出来ないけれども、会話の行間を読み取って大人の言わんとすることをすぐ理解できる子。

計算は早いけれども文章題の意味が分からない子。

勉強は出来るのに、忘れ物をすることがなぜいけないのか理解できない子。

1つ1つ指示すれば素早く正確に動けるけれども、2つ以上頼みごとをするとどちらかが抜けてしまう子。

 

この「自分のスペック」をいかに早く理解できるかが、成績の良さにつながっていくと思うのですが、我が子は残念ながら自分のスペックを全く理解できません。

 

そして、私も我が子のスペックが理解できません。

 

特に国語。

読解力はあってテストの成績が良いのに、読書感想文が書けません。

読み聞かせとかをしても、読書をしても、「話の意味が分からない」と平気で言います。

で、私が言うセリフが「頼むからどこがわからないのか教えてくれ」

もちろん返ってくる答えは「全部」です。

うん、能力無いですね、私w