バイファムのことをなんだかとても熱く語りたくなったので語る
すみません、今回は若い方が全然わからない話をします。
80年代、ロボットアニメ全盛期だった頃、「バイファム」というアニメがありました。
正式名は「銀河漂流バイファム」。
私が唯一DVDを持っているロボットアニメ。
我が子に見せたいアニメNo.1です。
絵柄が古いとかつまんないって言われたらショックだから、みせてないけどw
私は兄の影響で結構たくさんのロボットアニメを見ました。
ガンダム・マクロス・ザブングル・ボトムズ・ダンバイン・モスピーダ・ドルバック・イデオン・オーガス・メガゾーン23(これはOVA)などなど。
(あ、すみません、そこまで詳しくはないので年代はいい加減です)
兄と一緒に見た時はまだ小学校低学年だったんで、内容はあまり覚えていないんですけど、歌は歌えたりします。モスピーダのブルーレインとか超名曲!
そしてこのバイファムの総英語歌詞のOP・EDも名曲です。
もちろんミンキーモモやクリーミーマミとか、女児向けアニメも見たんですけどね。
ちなみにバイファムの絵は、ミンキーモモの人が描いているので、女子にもとっつきやすいかと思います。
子供を守る大人たち・そして戦争をする大人たち
バイファムは「15少年漂流記」のオマージュです。
地球人が移住していた星に、突然の異星人の襲撃があって戦争がはじまり、一般人が宇宙船に乗って別の星に避難するところから話は始まります。
主人公は普通の少年ロディ。
13人の少年たちが宇宙を漂流しながら、避難中にはぐれた自分たちの親を探すというお話です。
最初は大人と一緒に宇宙船に乗っていた子供たち。
しかし、民間人を守るために身を挺して助ける軍人や、軍人さんたちの代わりに戦争に駆り出される一般人など、避難していくうちに大人たちがどんどん戦死していく……。
最終的に子供たち13人で異星人と戦いながら避難することになります。
この大人たちの描かれ方が、こどもを守る姿が良いんです!
「私も大人になったら自分を犠牲にして子供たちを守る立派な人になるんだろうな」と信じて疑わなかったあの頃w 大人になれば何でもできると思っていました。
でも、大人の良いところばかりがかかれるわけでもありません。
戦争に至った事情とかがのちのちわかるのですが、ああ、凄くリアルだなと思います。
そして、子供の面倒を見ていた「ケイトさん」という女性の話も描かれます。
彼女は「大人」の分類ですが20代。若くして最年長になり、子供たちを守って行かなきゃいけない重責に耐えられず苦しむシーンや主人公に弱い部分を見せるシーンなんかもあります。
主役はいますが基本は群像劇なので、一人一人のエピソードが丁寧に描かれています。
男同士の友情に憧れた
残った子供たち13人は、民間人の普通の子供です。
ニュータイプでもなければ訓練を受けたわけでもありません。
みんな生きるために、必死でいろいろなことを覚えていきます。
大人が使うロボットに高下駄をつけて子供が動かせるようにしたり、小さい子たちが2人で協力してロボットを動かして戦ったりと、子供たちが知恵を振り絞りながら生きるために頑張ります。
もちろんロボットアニメなのでご都合主義もあったり、当時の大人の事情でロボットをたくさん出さざるを得なくなるストーリーになったりするのですが、基本スーパーマンはいません。
そのなかで、さまざまなヒューマンドラマが描かれていきます。
敵である異星人との友情や、性格のあわない子同士の揉め事、恋愛感情もあり、男の友情もあり。子供ゆえの不器用さや素直さがこれでもかってほど詰まっています。
女子だった私はこのアニメを見て「男の友情っていいなー」なんて思ったものです。
素っ裸で水浴びをしつつお互いのモノを比べて笑ったり、エロ本をこそこそ見てニヤニヤしたり、男同士並んで立ちションしたり。
でも、自分は女で立ちションできないw
「男の友情出来ない……」
と本気で凹んでました。
で、女の子の中で一番カッコいい(と幼心に思っていた)「マキ」という帽子をかぶった男勝りの女の子の真似を良くしていました。
伝説の?21話と最終回
バイファム好きは、「バイファムと言えばこの話!」と、たくさんの人が挙げるエピソードがあります。
それは、さっきちらっと挙げた「エロ本」ネタが出てくる21話と、最終回。
21話は戦争の話じゃなく、子供たちの日常が「エロ本」を通じて丁寧に描かれています。子供たちがエロ本にどんな反応をするか(笑)で、それぞれの個性が描かれています。
そしてこの21話では、ケンツ(声は野沢雅子さん)という少年のお尻に蒙古斑があることが、おしゃべりでがさつな女の子にバレてからかわれてしまいます。
そのときにジミーという物静かな男の子が、蒙古斑がある自分のお尻をケンツに見せて、にやりと笑うんです。
そこで芽生える男の子の友情。
ちなみにこのがさつな女の子(シャロン)もがさつなだけで描かれてはおらず、色々な心の葛藤が描かれています。
そして最終回。
これはネタバレになるので言えませんが、紙飛行機と「バカヤロー――!」に泣いた人は結構いると思います。大人になってから見て、声優さん凄いってマジ思った。
リメイクしてくれないかなぁ
絵柄はそのままで、大人の事情で少しロボットメインになってしまった後半パートを描きなおして、今アニメで放映してくれないかなぁ。
あ、あと有線だった電話や、でかいフロッピーディスクとかも直してねw
http://www.vifam.net/index.html
あー、言いたいこと書けてすっきりした!
今回はかなり自己満足感の強い記事でしたね。最後まで読んでくださった方ありがとうございます!