世界に一つだけの花
今日朝、NACK5を聴いていたら、SMAPの「世界に一つだけの花」が流れました。
私、この曲を初めて聴いたときは仕事の悩みを抱えていた時でした。
「オンリーワンで生きていけるんだったら、誰だってオンリーワンになるんだよ!ナンバーワン目指さないと、自分の客観的価値を上げないと、生きていけないんだよ!」と、自分の悩みや怒りを八つ当たりのようにこの歌詞にぶつけたものです。
それをドヤ顔で友達に言ってたりしてたから、厨二病的なかなりイタイ感じの人だったかもwww
子を持つ今は、この歌詞は「子供を思う親の気持ち」に感じます。
「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」
オンリーワンを極めてナンバーワン(まではいかなくとも上位)にならない限り、他人はやっぱりオンリーワンを認めてくれない。
でも親や親しい友人なら、オンリーワンと思ってくれるし、それでいいんだと思わせてくれる。
そんなこの歌詞の内容を、子供を産むまで気付けなかった自分は人間的に未熟だったと思いましたし、我が子にも「その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」と願います。
昨日見かけたこのニュース。
どういう気持ちで本人がこういう言葉をつぶやいたのかは本人にしかわかりません。
私は、香取さんが俯瞰で見て感じたことそのままなのではないかと受け取りました。
近くで触れない、関わりのない人間の色って、よほど目立つことをしない限り他人からはひとまとめに灰色に見えるのだろうって。
でも、間近でみるとちゃんとネクタイの色とかスーツのデザインとかが見られるように、カラフルで個性があるんですよね。
ただ、どうしてもそのオンリーワンは近くでしかわからない。
他人から見たら灰色。
でも、身近な人がちゃんと自分の色に気づいてくれたら、俯瞰で見てカラフルに見せる必要はないんです。
誰かに気付いてほしいとか、たくさんの人に気付いてほしい人が、俯瞰で見てカラフルになるようにすれば良いんです。
香取さんの発言、「サラリーマン」と「自分」との対比にしてしまったのはまずいと思いますし、賛否で言えば私も身近でカラフルな色を見ている人に対しての配慮がない、ど直球な発言だなぁとは思います。
が、「遠くから見た人」と「自分の周り」の色が違うのは当たり前のことじゃないでしょうか。
香取さんはご自身の周り、近くを見たら今カラフルなことに気づいている。
それって幸せなことなんだろうなと思います。
団体でみたら「灰色」に見える自分の色を誰かに認めてもらうって、誰かに自分の色を気づいてもらえるって、とっても嬉しいこと。
そして、自分の色を見つけてもらえたって自分自身が気づけることって、とても大切なことなんだと思います。
蛇足ですが。
たくさんの人にカラフルな色で見てもらうのを職業とするのって、とても素敵であり、そして大変だろうなと思います。
香取さんのこの言葉に不快感を持った方は多い感じですが、一度下げたあとに上手なフォローがあって好感度が上がったら、カレンの飯島さんの手腕ってすごいなと感心しちゃいますw