めざし女の処方箋

基本ダメダメ女のための緩いブログです。

足りなかったのは「信頼」であることを知った日

2005年後期に放送された朝ドラ「風のハルカ」を知っていますか?

風のハルカ - Wikipedia

このドラマを母が見ていなかったら、私の結婚相手は変わっていたか、結婚していなかったかもしれません。

 

 

この頃、私は23のころから8年間付き合っていた8歳上の彼氏がいました。

私は子供が欲しかったので、20代のうちに結婚がしたいというのが希望でした。

付き合った当初から「遅くとも28には結婚したい、もし29になっても結婚出来ないようなら結婚相談所に行く」と言っていました。

 

「結婚は考えているしいつかは必ず結婚しよう。でももう少し待って」

というのが相手のいつものセリフ。

まぁ、よくある話で長い春ってやつです。

 

 

27から29にかけて何回か逆プロポーズをするものの、その度に「結婚する、子供も欲しい。でももう少しだけ待って」というセリフ。

「もう少しっていつまで?」と聞いても具体的に話してはくれません。

でも相手にも事情があるし、自分だけが我を通すわけ行かないと彼氏がその気になるまで待つことにしました。

が、いつまでたってもその時は来ません。

 

30も過ぎる頃、10年付き合った彼氏と結婚した友達にグチグチメソメソと相談したら、

「その人と結婚したいなら待てるんじゃない?待てないならやめちまえ」

と、ド正論。

その通り。

好きだし、情もあるし、最初はこの人と結婚したいから期限過ぎても待てると思っていた。

でも、だんだん覚悟が揺らいで待つのが辛く思えるのはなんでだろう。

そして、期限がすぎたのに彼と別れることを考えられないのもなんでだろう。

ずっとその答えを探していました。

 

そんな時、実家がリフォームで建て替えすることになり、両親とリフォームの間一緒に暮らすことになりました。

私の母は毎日朝ドラをみるのが日課

私も出勤準備をしながら毎日適当に朝ドラを見ていたのですが、その時だけはハッキリクッキリと朝ドラのヒロインのセリフが耳に入ってきたんです。

 

正巳はまたいつか私を裏切るし、私はもう二度と正巳を信じる事はできん。心から信じる事なんかできん

 

それは好きな人に何回か逃げられ、それでも信じて待っていたヒロインが、結婚直前でまた逃げた彼に最終的に告げたセリフでした。

それを聞いたとき、自分の心の葛藤がスッとわかったんです。

ああ、私はもう彼氏を信じられなくなっているのだ、と。

好きだから信じよう信じようと頑張っているだけで、心底信頼していないのだ、と。

 

今まで彼氏に振られる側で恋が終わっていた私が、30過ぎて初めて自分から彼氏に別れを告げることになりました。

「今すぐ結婚するって言ってももうダメか?」

40近い男性のこのギリギリの言葉すら、もう信じられない自分がいました。

「もし結婚したとしても、これから人生で重大な決断があるたびに相手を信じられないと思ってしまったら、結婚も長続きしないと思う」と、素直な気持ちを告げました。

 

で、その1年後、今の夫と結婚するわけです。

不思議ですよね、彼氏に別れを告げたときは結婚も子供ももういろいろ諦めないとかなと覚悟していたのですが、今の夫とはトントン拍子に話が進みました。

 

夫に告白されたとき、手が震えていたけれども、私の目をじっと見ていました。

それを見て、ああ、怖い気持ちをごまかさない誠実な人なんだなと直感で思ったんです。

今の旦那と結婚して10年強、いままで信頼は失われていません。

信頼ってどこから生まれてくる感情なのでしょうね。

 

 

そして、2015年後期に「風のハルカ」の脚本家の大森美香さんがまた朝ドラをやるというので、「あさがきた」を見始めた私。

これがまた面白くて、朝ドラを見る習慣がつきました。

今はすっかり朝ドラファンです。

これも一つの転機かな?