めざし女の処方箋

基本ダメダメ女のための緩いブログです。

防犯訓練ってできないものかな

先日子供が「アンケート書いて♪」と持ってきました。

それはさまざまな事件についてのアンケートでした。

 

国語で新聞をつくる授業があって、その取材の一環だそうです。

子供の、お世辞でも綺麗とは言えない字で「子供が犯罪に遭わないために、子供たちに気をつけてほしいことは何ですか?」など書いてありました。

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近所の交番にも取材に行ったそうですし(警察官の方、お忙しいのにすみません)、子供たちは記者になったつもりで楽しそうに新聞づくりをしています。

けれども、ここのところ新潟の事件や新幹線の事件、銃発砲事件や虐待、はてな界隈で起きた殺人事件など……胸が痛くなるような事件が多くて、なんだか神妙な気持ちになって、真摯にアンケートに答えました。

Q.子供が事故や事件に合わないために、子供たちに気をつけてほしいこと

「大人が作ったルールは子供が事件や事故に巻き込まれないようにするためのものだから、夕焼けチャイムとか自転車の乗り方とか、子供にとっては面倒なことでもルールは守ってほしいと話している」

 

これを読んでルールの意味を考えてくれる子が一人でもいたらなぁ。

 

災害のように犯罪も訓練できないものか

日本人は災害時にも規律を守る、と海外から驚かれることがありますよね。

でも、あれは今までの災害の経験値があるからなんだと思うんです。

パニックになりながらも、最善の行動を取ろうとするのは日頃避難訓練をしているからだと感じています。

 

犯罪も、簡単な訓練とか出来ないものでしょうか。

例えば学校であれば、先生方がさすまたを持って不審者が入ってきた時の防犯訓練していますよね。

防災訓練って自治体で年に一度やっていますが、防犯訓練ってうちの自治体では聞きません。

実際襲われたときに身近なものをどう使えばよいかとか、こう向かってきたらこういう対処が有効とか、体を動かしてやってみた方が感覚的にわかると思うんですよね。

 

もちろん災害同様、訓練したところで突然起きたことに対応できないこともあります。

車で突っ込まれたりとかもそうですし、この間の銃発砲事件なんかは、訓練していても対処が難しい例ですよね。

でも、やらないよりはマシかなと思っています。

今年学校の役員なので、ウザがられるの覚悟でこういった防犯訓練的な講演が出来ないかちょこっと聞いてみようかな……。

軽く聞いてみて怪訝な顔されたらすぐ引き下がっちゃうヘタレだけど。

 

訓練まではいかなくても、こういう時にはこうした方が良い、というマニュアル的なものがあればありがたいなと感じています。

  

 

私の息子が通う小学校では防犯ブックという冊子が配られているのですが、こども110番の家の場所とか「いかのおすし」とか書いてあります。

ご存知ですか?「いかのおすし」

「いか」ない(知らない人について行かない)

「の」らない(知らない人の車に乗らない)

「お」おきな声を出す(危ないと思ったら大声を出す)

「す」ぐ逃げる(その場からすぐ逃げる)

「し」らせる(大人に知らせる)

です。

www.jpnsport.go.jp

 

 こういうの、大人でも共通認識が欲しいです。

 

例えば街中で刃物を振り回すような犯罪者に会った時に 

「刃物を持った相手に対抗するときは距離をとって物を投げるのが有効」

「犯人を取り押さえる時は、周りと声がけしあって複数でいっぺんに行く」

「子供と一緒の時は、とにかく子供と一緒に逃げることを優先」

という考えが自分の中であったとしても、全体の共通認識がなければ実行は難しいと思うんですよね。特に子供が狙われそうになり、至急犯人に抵抗する必要がある際は。

 

基本的にはヘタレで【君子危うきに近寄らず】なので、私の行動はきっと逃げるの一択でしょうけれどもね。

 

脳科学が進歩したら犯罪は抑制できるのでしょうか

いじめと一緒で、例えどんな理由があろうとも「行動」は自分で選んで、その行動からでた結果に対しては自分で受け入れなければならないものだと思っています。

当然自分勝手な思い込みで罪のない誰かを殺害することは許されないことです。

 

誰にだって相手が嫌いだとか、世の中に文句を言う気持ちとか、相手を攻撃したい感情が少なからずあるとは思います。

いじめがエスカレートするのは、自分の中で行動に正当性を持ったとき。

本当は自分が攻撃したい感情を抑えられないだけなのに

「あいつが悪い」「世の中が悪い」→だからやっていい

という発想になっているのだと私は感じています。

 

加害者の気持ちは加害者にしかわかりませんが、突発的な犯行に対しては「あー、のどが渇いた!お水飲みたい!」という欲求のように、「女性の下着を盗みたくなった」とか「人を刺してみたくなった」という感情が抑えられないのが犯罪者なのかもしれません。

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脳科学的に攻撃性を抑制する脳内の分泌物が出るようにする訓練とか、薬で脳内の分泌物の出すぎをある程度抑えるとか、難しいのでしょうか。

やりすぎると昔で言うロボトミー手術みたいになってしまうから難しいのでしょうけれども、脳科学と心理学を合わせて何らかの更生プログラム的なものがあればいいのになと思います。知らないだけでもうあるのかな。

 

犯罪でもそうでなくても、他人の考えを変えることはたとえ夫婦や親子でも難しいものです。

それと一緒でやはり加害者側をどうにかするのは難しいのでしょうね。