40年前と今の東京の気温の差
前回重い内容だったので、今回は軽い内容をば。
暑い。暑いですね。
↑赤などの暖色で書くと暑っ苦しいので敢えて寒色にしてみました。
私はつい「暑い!」と口から出てしまう鬱陶しいタイプです。
人前だと周りが「言うな!余計に暑くなる!」ってなると困るので、なるべくは言わないように我慢はしているのですが、建物から出た瞬間とかつい「暑い……」と言ってしまいます。
「寒っ!」は一言出ちゃうくらいならそんなに嫌がられないのに「暑っっっ!!」は鬱陶しいのはなんででしょうね。
で、ここからが本題。
私が子供の頃は熱帯夜の日以外は夜が意外と涼しく、エアコンつけなくても夜眠れました。
……って話を、20代の人に話したら「自分が子供の頃すでに猛暑でしたよw」と言われてしまいましたw
そうよね、あなたの子供の頃と私の子供の頃じゃ同じ「昔」でもさかのぼる量が違うわ。
家の気密性の問題もあるのでしょうが、体感で「昔は涼しかった」と思っているのと、実際の気温ってどれくらい違うのかなーと、goo天気の「東京の過去の天気」で調べてみました。
あくまで「東京」のデータです。日本全国でみたらまた違うデータが出てくると思います。
40年前は?
まずは40年前から。40代の自分はすでに生まれてはいますが、さすがにこの頃の記憶はあまりないです。
ちょ!!
最高気温30度越えが5日!!
最低気温は18度とかたくさん。最低気温一番高い日で22.9度。
涼しい日なんて最高気温21度、最低気温18.6度なんて日もある。
「うそでしょ!?」と、一通り驚いた後、「これはさすがに冷夏でしょう」と気づきましたw
調べたらやはり冷夏だったそうで、夏のレジャー関係は冷夏で破産したなんて話もあったようです。
一年前の1979年8月を見てみたら、普通に30度越えが23日ありました。
けれども、最低気温は比較的22度~24度の日も多く、25度越えは13日しかありません。
夜はやはり涼しかったんですねー。
1978年は猛暑だったらしく、ほぼ毎日最高気温30度越えでしたが、それでも最高気温35度越えは5日(最高36.3度)。最低気温25度越えは19日でした。
35年前もみてみました。たいてい私が「昔は~」というのは小学生だったこの時代。
20代の人の「昔」と比べるとずいぶん前ですなこれはw
リビング(とは当時言わず、居間って言ってたけど)にクーラーをつけてもらったものの、まだ子供部屋にはクーラーは贅沢だった時代。
30度越え27日。でも31度とか32度が多く、35度越えはなし。
最低気温25度越えは18日。
最低気温については1978年の猛暑と大して変わらない印象です。
30年前は?20年前は?
30年前。思春期まっさかり。この頃はさすがにしっかりと記憶にあります。
30年前になると、ちらほらと35度越えが見えますね。
30度越えは29日。35度越えは2日(35.9度)。
最低気温は25度前後が多く、25度越えは20日。
後半になったら熱帯夜の日も少なくなり、少しずつ過ごしやすかったのかも。
20年前。20世紀最後の年。40代の私社会人。アラサーの人が小学生で記憶に残っているだろう時期ですね。
34度や33度が多くなったかな?という印象があるものの、30年前みたいに35度越えはないですね。
最低気温25度越えが20日。残暑超えてからあまり上がっていなかった数値は、ここにきて残暑関係なく高くなっている気が。
1999年も同じ感じ。
2001年は30度越えが16日、最低気温が19度台の時も一日あって、若干涼しめ。
10年前は?
ラスト、10年前。
私は結婚してもう子供産んでおります。
暑いよ、すでに暑いよ。
最低気温25度下回っている日が一日しかないよ。
35度越え6日もあるよ。最高気温37度越えも出てきているよ。
そして今年。
確かに暑いが、7月の涼しさを引きずって、前半はなんとか乗り越えられた暑さ。
最近は夕方が少し涼しくなっていますね。
そして2019年を見てみると、2019年は前半に35度以上が集中し、後半結構涼しくなっている。
確かにここんところ毎年瞬間的に「猛暑」が来ていて最高気温が36度とか37度が出てくる日があるものの、そこがあまりにもきつすぎてイメージが強いだけで、結構涼しい日もあるんですね。
あと、シンプルに気温だけでなく「体感」の暑さが上がっていますよね。
日差しが痛い……。これは子供の頃そんなになかった気がします。
結局どれくらい変わったのか
と、ここまで書いて、もっとわかりやすいグラフがあったので、↓で確認するのが手っ取り早いかと。
結論。
- 日別平均気温を見ると、徐々に夏が暑く、そして長くなっている
- 猛暑日(35度以上)が確実に増えている。
- 湿度は大して変わらない。
皆さん熱中症には気をつけましょうね!
【蛇足】
冒頭の20代は「日射病」って言葉すら知りませんでした。ジェネレーションギャップですな。
ちなみに日射病は屋外で長時間強い日差しに当たって起こる脱水症状のこと、熱中症は様々な条件により体外に熱を発散できなくなって起こる状態のことらしいですよ。
昔はきっと「日射病」がダントツで多くて、今は気密性の高い家だから「熱中症」が多いのでしょうね。