ダメ男とブラック企業から抜け出せないワケ
私の友人で、昔恋愛しないと生きていけないんじゃないかという子がいました。
私より見た目もかわいくて胸もでかくて、話も上手で、モテて。
でもなぜか変な男ばかりに捕まっていました。
彼女に「えー、もっといい男いるじゃん、別れた方がいいよ」と言っても、
「分かっているんだけれども、今私自身が隣に誰かいないとダメなのよ」とか
「こんな私と結婚してくれるのはあの人しかいなかったから、生活の為我慢するしかないの」とか。
すっごく意外なセリフばっかりでてくるんです。
本人がいろいろなことを天秤にかけたうえで敢えてその道を選んでいるのだからまぁしょうがないなと思いつつ、ずっと腑に落ちないところがありました。
でもある日、私が仕事関係でいろいろ問題があって、ストレスMAXで辞めるか辞めないかの瀬戸際の時。
「でも今の会社辞めたらスキルのない私のこと雇ってくれる場所ないかも」とか「めっちゃブラックだけど、これを乗り越えれば少しは楽になるだろうから」とか言っていました。
その時気づいたんですよね、「彼女と同じこと言ってる」って。
で、私も友人に「辞めちゃいなよ!」ってアドバイスをもらいましたw
何で抜け出せないんだろう?
次に行く勇気って、結局のところ「自信」なんですよね。
今のものを切り捨てても何とかなると思っていたら、簡単に次に行けるのに、自分に魅力がないと思っているから「次に行ったらもっとひどい思いをするんじゃないか」「ここで頑張れないならどこにいっても同じじゃないか」って思ってる。
もちろん情とかもあるんだけれども、自信がないから「私がいないとこの人(会社)はだめになる」っていうように、「自分の存在価値」を他者に求めてしまうんですよね。
良い男が「あなたは素敵だ」って言ってくれてもお世辞に感じたり「あなたにとって本当に私みたいな人が必要なの?」って感じるけど、自分よりダメな男だったら「私がここにいても良いんだ」っていう錯覚に陥ってしまうわけです。
ダメな男もブラックな会社も、「あなたがいないと困る」というのを時折出すのが共通点ですしねw
でも、傍から見れば「やめりゃいいじゃん」なんですよ。
もっといい男いるじゃん、もうちょっとマシな会社あるじゃん。
そう、どう考えてもダメな案件。その通りだって思うんだけれども、なぜか「別れたら?」「辞めたら?」と言われたら、次に「でもでもだって」というセリフが出ている自分がいるんですよね。
じゃあどうしたら抜け出せるんでしょう?
例えば私が旦那のことが嫌いになったとして、私が旦那と別れたら?
40過ぎのの子持ち女のことを好きになってくれる、今の旦那より超ーーー素敵な年収1千万越えの男性があらわれて、私を養ってくれるの♪
……なんて、脳内花畑なことは当然考えられません。
けれども、嫌なところから抜け出せたら、友達と遊びに行ったりとか、子供と濃い時間を過ごしたりとか、今までできなかった違う楽しみはできると思うんですよね。
あ、一応補足ですが、今旦那のことは大切ですし、別れる気はさらさらありませんw
仕事もそう。
今の会社やめて、給料は最低手取り25万で、完全週休二日で、子どもが熱出したら休ませてくれて、残業がないところで働くわ♪
なーんて、馬鹿な願いは叶わないことはわかっています。
でも、「条件は悪くても今より人間関係だけはいいところ」とか「給料は下がっても、ちゃんと休みが取れるところ」とかだったら、いける気がしません?
つまり、「私なんか全部だめだわ」じゃなくて
「これだったら私でも行ける気がする!」
というラインを自分の心の中で見つける。
「でもでもだって」から抜け出すにはこれが大切です。
少なくとも今ストレスになっている元を排除できれば、他は今よりランクがちょっと下でも大丈夫!意外となんとかやっていけるものです。
ちなみに上の例に出した友達は、今はしっかり離婚に向けて準備中です。
抜け出せて良かった♪ って思います!