めざし女の処方箋

基本ダメダメ女のための緩いブログです。

借金をする前に知ってほしい5つのこと

今回はお金の記事です。

私は若いころ、簡単にキャッシングをしたりリボ払いをしていました。

何故「簡単に」借りてしまうか。

それは「お金の知識が無かった」からです。

 

お金の知識って、株やFXがどうこうとかの「資産運用」のことではありません

資産運用はお金の増やし方。お金の知識は資産運用だけではなく、「お金の使い方や借り方」も含まれます

自分がアルバイトでも正社員でも働いてお金を稼ぐ前に「お金の使い方」を知らないと、借りては返すを繰り返した私のようになってしまいます。

 

簡単にお金を引き出す前に、特にクレカ等のキャッシング枠を使ったことがある若い方に、私がこれだけは知ってほしいと思う5つのことを書き出します。

 

 

1.借金には計画的なものとそうでないものがある

「ご利用は計画的に」

このCMのセリフを聞いて

「計画的に利用できないヤツが消費者金融から借りるんじゃーーー!!」

と私のように突っ込む人はたくさんいると思いますw

 

借金は住宅ローンなど長い年月をかけて大金を返していくものから、キャッシングなどATMで少額を簡単に借りられるものまであります。

クレジットカードのショッピング枠だって、その場でお金を払わないという意味では例え一括払いであろうとも借金といえるでしょう。

ただ、利息のかからない「一括払い」を選び、着実に翌月返せる額しか使わないなら、これは計画的な借金です。むしろポイント増えて万々歳です。

そして住宅ローンも返せないような人には貸さないですし、現金で一括で払える人も少ないことから、比較的計画的なものと言えます。

借りられる限度額ギリギリで35年ローンボーナス払いもアリ、返済完了が定年とっくに超えた72歳とか、無茶な返済計画さえ立てなければですが。

 

じゃあ、無計画な借金とは何か。

「借りたお金が減らない借金」です。

キャッシングリボだから、毎月返す額同じで計画的でしょ、ってことではなく、着実に借金の「元金」が減っていかない借金のことです。

 

借金には利息(年利)があります。

キャッシングでもショッピングでも、リボ払いだと急にバカ高くなるこの「年利」。

年利18%だと、1年に100万借りたら年間につく利息は18万。

ではないんです。

ちゃんと計算式があります。

(今借りている元金×年利%÷365日)×1カ月※=1か月分の金利

※この「1か月」というのは返済日から翌返済日までの間なので、土日挟んで32日になったり29日になったりもします。

 

この辺は書くと長くなるので次の機会にしますが、毎月返済の時に計算するので、1回の返済額によって支払う金利が変わってきます。

 

【100万を月5万ずつ返した場合】
3か月間で払う利息は42,812円、借金はあと892,812円

【100万を月2万ずつ返した場合】
3か月分の利息は44,150円、借金はあと984,150円
※月30日のざっくりした計算です。

 

分かりますか、この差。

後者だと3カ月で6万払っているのに、元金は1万ちょっとしか返せていないんです。

元金が減らなければ、月々支払う利息も減って行きません。

元金がほとんど減らない後者のような借金をしちゃいけないってことです。

 

2.簡単に少額を借りる人は「お金の知識」がない

私が20代のころ、クレジットカードのキャッシング枠で普通にお金を借りて、月々の引落で返して、月末またお金が足りなくなると1万くらいなら簡単に返せるだろうと借りてしまっていました。

友達と飲むのは、人脈をはぐくむ「投資」だと勘違いして、お金が無くても飲みに行ったりしていました。

 

↑ のどこが悪い?と思った方は、1の計算式をめんどくさがってちゃんと読んでない人だw

収入<支出になり、毎月1万ずつ足りない分を借りるとしたら、返済は毎月利息分➕1万以上返さないと元金が増えていくことになります。

足りてないから月末借りているのに返済額を増やしたら、今度は月末に借りるお金が一万ではすまなくなります。

これがいわゆる自転車操業です。

 

一度自転車操業になると、限度額まで借りきってしまい、返すお金を捻出できなくなって自己破産するか、誰かに借金を肩代わりしてもらうまで借金はなくなりません。

私の場合、たまたま限度額が高くなかったのでなんとか自力で返済出来ましたが、ほんの数十万を借りては返ししていたので、完全に返済するのに10年くらいかかりました。

 

3.キャッシングは「信用」をなくす

 借金は親や友達に信用を無くしますが、その信用ではありません。

世の中には「この人にお金を貸して大丈夫か?」という信用調査をする機関があり、カード会社や銀行はそこでその人のカードやキャッシングの使い方を見てお金を貸すとかカードを作るとか決めます。

CICとかJICCとか、聞いたことありませんか?

CICはネット上で情報開示できるので、お金やカードをたくさん使っている方は一度自分の情報を開示してもらうとどんなことが相手方にわかるのか見てみてください。

www.cic.co.jp

 

借金をして信頼をなくすと、住宅ローンなど大きなローンが組めなくなります。

返済が滞っていると、カードを作ったりもできなくなります。

お金を適当に借りていると、あなたは「世の中」から信用を失ってしまうのです。

 

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4.借金は「嘘と裏切り」を生み出す

 借金地獄に陥る人は、借金を妻や夫、親に隠します。

それは、計画性がないのに「相手にばれない内に返せるだろう」と勘違いしているからです。

結局いつの間にか限度額まで行き、そのころになって事の重大さに気づくわけですが、額が大きくなるほど怖くて相手に言えなくなり、結局自分ではどうしようもなくなった時にカードが使えなくなってバレたり、自分で告白して助けを乞うことになります。

 

相手は何がショックかというと、あなたの借金の額ではありません。

「嘘をつかれていた」「長年隠し事をされていた」ことが一番のショックなのです。

傷が浅いうちに話してくれれば何とかなるということを知っているからです。

 

浮気に例えるとわかりやすいです。

相手に誘われて2人でちょこっと飲みに行ってしまった……という時に相手に謝って、もう二度としない。

隠れて何度も飲みに言った挙句、何度もホテルに行って相手を妊娠させてしまい、浮気相手が奥さんのもとに怒鳴り込んで来て事が発覚。

どちらの人間が信頼に値するかは自明の理です。

 

嘘は信頼を無くします。

 

5.自分で何とかしようとしないのが大切

結局のところ、お金を借りて妻や夫・親に隠す人間は見栄っ張りです。

自分が「ダメな人間」ということを身内にも周りにもバレたくない。

自分で何とかしようと、ごまかそうとします。

 

住宅ローンを借りている人は、他人にローンの額を話す人はいないと思いますが、親や妻・夫にローンがあることを言わない人ってあまりいないのではないかと思います。

それは、住宅ローンは「相手に怒られないローン」だからです。

とにかく小心で、身内にあきれられたり怒られたりするのが怖い。

でも、浮気とは違い限度額が来たら絶対にバレるので、傷の浅いうちに話す勇気を持ってください。

身内に告白するのが一番良いですが、最初は市の借金相談などでもいいです。誰かに相談してください。

そして、しっかり自分が無駄遣いしないように誰かに支出を管理してもらい、借金をちゃんと「元金が減る借金」にしてください。

 

まとめ

これらのことは、お金を借りない人たちにとっては「常識」でしょう。

けれども、お金を借りる人にとってはその怖さをわからないから、結局のところ自分が痛い目を見るまで借り続けます。

特に若い人は「信用」がどれだけ大事かを、これからの世の中で知っていくわけです。

収入<支出 になっても、例えこれから収入が少なくなっても、お金の借り方・使い方・人への助けの乞い方、いろいろなお金の知識さえあればなんとかなります。

上記の私の経験談を読んで、自分が似ているなと思った人は、どうか身をもって経験する前にお金の知識を付けていってください。今後のあなたの力になると思います。