役員問題って行政で解決できないもんかな?
この時期にママさんの間で盛り上がるのが「役員問題」。
以前子供会の役員の記事を書きましたが、こちらが収まったと思ったら別の役員の話が舞い込んできたよほんとにもう。
細かく書いちゃうと特定されそうな気がするので細かく書きませんが、また上記のような遠まわしなやりとりをやったわけです。
うう、少ないアクセスの私のブログだと、知り合いが見ている可能性なんてほぼないから、本当は「王様の耳はロバの耳ーーーー!!」的に溜まっている愚痴を吐き出したい。けど、一応誰もが見られる場所に書いているので、そこはやめておきます。
でも今回はさすがにもう自分のキャパを超えているし、ほかの役員も兼任しているという大義名分があるので断りましたが。
意外と平役員とか班長くらいの職ならできる人はいる
こういった役員をやっていて思うんですけれども、意外と平役員や「お手伝い」程度ならやってもいいよって人は結構いるんです。
でも、例えばPTA本部役員とか、各部部長とかになると皆尻込みします。
大抵は「自信がない」とか「仕事をしていて時間がない」とかが理由です。
そりゃそうですよね。
役職みたいなものにつくと、一気に仕事量は増えるし能力が必要になるわけです。
会社で言えば全く業務の経験がない新入社員に「ちょっと部長職いないから1年間部長やってくれる?引継ぎはするからさ」と言っているようなもんです。
正直、断る人の気持ち、わかるんですよ。
「無理だから」っていうのは、本当に無理なんですよね。
例えばフルタイムでも責任ある仕事していれば自分の仕事の方を放り出すのは無理だし、仕事をしていない主婦でも介護に子供の受験にと重なってできない人だっている。
「会議が平日夜であればいいけど平日昼は無理」って人もいるし、「話ベタで書類の整理とかならできるけれども、話す役職は無理」って人だっている。「LINEで連絡を取り合おう。書類はすべてPDFで」って人もいれば「デジタル系持ってないし使えないから私の場合は紙で回して」って人だっている。
でも、「平役員は打ち合わせは平日昼間・週2日学校で打ち合わせで、部長職は週3~4日学校で打合せ」なんてことを有無を言わさずにやらなきゃならなくて、くじ引きで負けたというだけで仕事を休んでも出る人とかもいるわけですよ……。
当たり前ですが、公立なんていろんな人がいる烏合の衆なわけですよ。
組織として成り立っていないから、いろんな「無理」が「お手伝い程度ならしても大丈夫なんだけど」という気持ちを打ち消しちゃうんですよね。
で、下記のような悪循環が起こるわけです。
- 無理な人にやらせたら本当に会議とか来られない
- 一緒に作業する人間がそれでは困るので、やれる人にお願いする
- やれない人が多すぎて一部の人が「やって」の集中砲火を受ける
- たくさんの役員を兼任する人が「もう無理ーーー!!」とキレる
- やる人がいなくなって組織自体が解体寸前になる
うわ、ほんと悪循環。
会社に入ってすぐ「誰もやるやついないからお前店長な!」って勢いの飲食店みたいなブラック企業みたい。
そんなブラックだと、社畜側が潰れるか、組織自体が潰れるか、いずれかですよねー。
例えば自治会・子ども会などの役員は役所で抱えこんでみたらどうだろう?
まぁね、例えば子ども会とか、PTAの中でも無駄な委員会とかさ、今の時代に活動自体必要かなと思うものも無きにしも非ずです。
けれどもPTA自体は必要だと私は感じていますし、自治会も最低限の活動は必要です。
誰もがシステマチックにすればいいのにと思っているのに、できない矛盾。
それは結局のところ「組織」ではないからだと思うんですよね。明確な上下関係がないから。
皆それぞれの立場がはっきりせず、あれやこれやいろいろなところから意見が出ちゃってまとまらないんですよね。
PTAは理念上親と教師が平等な立場でいないといけないし、いろいろなしがらみがあって無理かもしれないけど、子ども会とか自治会とか、市役所の人がトップとなって組織を作ってみたらどうでしょう?
必要な組織なのに、基本「ボランティア」で賄おうっていうのに限界があると思うんです。
例えばですが。
市の子供会連合会が「取締役」として、いくつかの支部が重なった三役レベルは「重役」だとしたら、それらの人材は市から契約社員もしくは委託等で仕事として出し、しっかり組織をつくる仕事のみをしてもらいます。実行部隊はボランティアの保護者です。
一般の保護者は基本的に組織に入ってもらいます。
まずは「出来る側」「やりたい側」の人は会社にとっての「係長」や「平社員」の位置的な仕事をしてもらいます。地区の子ども会会長とか三役とか。
企画を出したいとか文句を言いたいという人はこの位置からお願いしますw
彼ら彼女らには「お金払っているのに」というクレームが来ないように基本「ボランティア」でやってもらうけれども、謝礼として本部から商品券が送られるなど、ちゃんと旨みは用意しておくとなお良いかもしれないですね。
さらに「基本役員は無理だけどできることは手伝いたい」系の保護者には「アルバイト・パート」感覚でお手伝いをしてもらいます。
例えばアンケートを取って、会社が「経理部」「広報部」「営業部」等々分かれているように、一般の保護者もどこかの組織に一応は入っておくようにしておくんです。で、それぞれにあった仕事内容をイベントごとにお願いする。
例えば「地区運動会」があれば、Aチームは景品の買い出し・Bチームはパンフレットやチラシの作成・Cチームは当日の運営等を募集する。
でもって、「その日は無理」という人は当然断ってもいいし、「できるよー」って人は仕事をお願いし、ビール一杯くらいのお礼は用意しておく。
みんなで小分けして仕事をすれば、「あ、これなら私もできる」って仕事が増えて手伝える人数も増えると思うんですよねー。
適材適所ができるような「組織」として動くように作るのって、日本人に合っているような気がしません?
一番大切なのは「組織自体に入らない」って選択も出来ること
一番大切なのは、組織に入らないという選択ができること。
ただし、例えば自治会等はその組織があることによってゴミ出しや防犯見回りなどの恩恵は受ける事になるので、恩恵分の金銭の負担を発生させること(または、税金でこれらの組織を維持すること)に納得してもらいたい。
もし、「入りたくない」という人ばかりで組織として人数が成り立たないようだったら、その組織は必要ないということですよね。
実際その組織がなくなって困っても、そのときに改めて金(税金)を出して必要な作業を委託で行うか、自分たちで何とかするか決めればいいんじゃないでしょうか。
机上の空論ってことはわかっている。でも言わせて!!w
……まぁ、机上の空論なのはわかっていますw
こんなの多分散々今までPTAやら何やらで役員をやってきた人があーだこーだ意見を出しては却下されたりしているわけですから。
結局上の方で問題が起きたりして今のままってなっているわけで。
現実的にできることといえば、自分が何かの役員になったら、そのチームだけでも作業の効率化を行うとかするってことくらいですかね。
そう、こんなときこそやなせたかしさんだ。
めぐり合った仕事を誠実にやる。たとえばアメをつくるなら、おいしいアメをつくることだけを考える。そうしていれば、道は自然に開けていくものだ。
常々そう生きられたらいいなと考えているのに、心の中では愚痴で満載だ。
ああなればいいなー、こうなればいいなーばかり考えて、あまり誠実ではないですね。
色々と言いたくなるんだよー、この時期はw
なんで役員ってこんなに精神的な負担が大きいのでしょうね。