めざし女の処方箋

基本ダメダメ女のための緩いブログです。

誰か「藤吉」の魅力を教えてください

私は夜のドラマはなかなか見ないのですが、朝ドラは『あさがきた』からずっと見ています。

朝ドラを見始めたのは子供が小学生になってから。
子供が学校に行った後、仕事に行くまでの唯一の私の時間と言いますか。

至福の15分なんですよね(笑)

作品によって好みがあるので、流し見したり、ガッツリみたり。

でも、15分なんで、好きじゃない話でもなんとなく生活リズム的に見てしまいます。

 

2017年後期はわろてんかをやっていますね。



私は今回の朝ドラのヒロインの相手役「藤吉(郎)さん」が好きになれないんです!

自分をよく見せようといろんな人に良い顔したり、調子こいて勝手に家を担保に借金したりして、身内に甘えまくって身内にはごめんねの一言で済ませる。
自分が出来る範囲を分かっておらず、あれもこれもと手を出して、抱え込めないのに抱えようとして身内にケツを拭いてもらって。

一番大切にしなければいけない身内を大切にしていないのに、「みんなに好かれたい」って感じの、幼児的万能感が強い人。

 

あー!!
昔の自分を見ているようで超やだ!!

これ、なんの罰ゲーム?って感じです(笑)

あ、でも私はさすがに家族の財産までは手を出してはいませんよ?

 

ドラマ自体はようやく姑のいけずが終わって落ち着いた感じで見られるかな?というところなんですが、藤吉のせいで見続けるか悩んでいます。

 

役者さんの力

このドラマつまらないな、と思う中に、ご都合主義のストーリー展開があります。

これは脚本や演出との兼ね合いなので、役者さんの問題ではないことも多々あるのですが、とりあえず展開ありきで「え?今のでなんでこの人の心が動くの?」みたいな。

朝ドラは実在の人物を脚色した話が多く、女性の半生が描かれるパターンがメインなので、「なんで?」が顕著に表れるんですよね。

 

愛されキャラでも敵役でも、ある程度その役のベースみたいなものを役者さん(又は脚本家や演出家)が理解して「どうしてその行動をとったのか」が表現されていないと、見ている方に違和感が出て、つまらなくなってしまうんです。

 

今回の藤吉郎は松坂桃李さんが演じています。

彼がどのように役に入り込んでいるかはわかりませんが、藤吉は私と同じダメ人間。「ああ、自分はいい人でいたいからこういう行動取るんだよな」っていうのがよーくわかります。

ドラマの人物が実在の人物のようで嫌いと思えるってことは、役者さんの力がないと出来ないのかなとは思っています。


 

でも。

「てんちゃん(ヒロイン)……なんで大好きな家族を捨てていいと思うほどにこの男を好きになったんだ?」と思わずにはいられない!!!

肝心の主役が理解できないとは(笑)

 

 

例えばさ、最初は好きじゃなかったけれども、親の言いつけで結婚して、振り回されつつも徐々に相手の良いところが見えてくるみたいな演出であれば、夫が藤吉みたいなキャラでもヒロインに感情移入できたんでしょうけれども。

たぶん、それが分からない限りは私はこのドラマにのめり込めない。

誰か教えてください。

 

でも、逆を言えばそこさえつかめれば、とても楽しめるドラマなのかもしれない。

髙橋一生さんとか、千葉雄大さんとか、濱田岳さんとか、広瀬アリスさんとか、徳永えりさんとか、良い役者さんがそろっていますしね。

私的には千葉雄大のお兄さんが一番好きだった♪ 

 

蛇足:役者さんの謎

役者さんって「この性格はどうしても理解できない」って役を演じるときでも、自分なりに噛み砕いて好きになる様に解釈しているんでしょうか。

それとも役のイメージをつかみきれないまま「駄作」みたいな形で世に出てしまうのでしょうか。

その逆で、好きなキャラを演じていても、周りにキャラクターの良さが伝わらない事ってあるんでしょうかね?

上手い役者さんに、どの役が入り込めてどの役が入り込めなかったのか聞いて、見比べてみたい。

 

 

「ハマり役」っていうのは、色々な要素がかみ合ったときに初めて出来るものなのでしょうね。