「文章力」とは何か
いつもコメントやブックマークやスター、ありがとうございます!
少ない文字数で言いたいことを書くのが難しいと思っている私は、ブクマでコメントを頂けると、みなさん制限のある中で的確に言いたいこと書いているよなといつも感心しています。
今回は昨日の↓の記事の続きです。
こちらのブクマに、neofreudian様が下記のことを書いてくださいました。
文章力は遺伝らしい。 - めざし女の処方箋
文章って好き嫌いあるし、文章力って、どうやって計るんでしょうか。コミュニケーションのスタイルが遺伝するというなら納得ですが...文章も、スタイルを確立し、理解してくれる人を見つける、で良いのでは...
2017/09/21 22:40
これを読んで、一つ気付いたんですね。
自分の中で文章力ってどんな位置づけなんだろう。
私は「文章力」というものを「相手に伝える力」という漠然としたものとして捉えていたから上達しなかったのかもしれない、と。
私の考える「文章力」とは何か
文章は相手に何かを伝える方法の一つです。「バーバルコミュニケーション」です。
こちらは文章を書いていらっしゃる方なら一度は目にしたことがある言葉かと思うのですが、表情やしぐさなどの視覚や、声のトーンなどの聴覚で93%の印象が決まってしまい、純粋に言語のみ(バーバルコミュニケーション)で伝えられるのは7%ほどしかないと言われています。
この7%の言語に、どういう形で表情をつけるか。
私の中ではこれが「文章力」であり、それぞれの言語センスなんだと考えています。
歌で例えれば「歌唱力」です。
先天的な才能。自分の声質に合う歌を選ぶ力。そしてビブラートのような後天的に身につける努力。それらを合わせて今自分が持っている力。
当然人によって好みもありますが、歌の場合も大体今自分が音痴なんだか上手いんだかくらいは区別がつきますよね。それが私の中で「文章力を計る」ことであり、周囲の反応や自己判断から、自分は下手な部類に入っていると思っています。
歌でいえば「先天的な声質が直らない」と聞いて昨日はショックを受けたわけですが、良く考えてみればある種当たり前なこと。あとは先天的なものをどうやって後天的にカバーするか、なわけです。
これが、おそらく「スタイルの確立」だと思うんです。
下手でも、歌は好きだし、上手くなりたい気持ちもあるし、カラオケが歌いたい私。
で、自分がなんとかなるトレーニングはこの辺かなと絞ってみました。
- ノンバーバルが豊かな文章
- 語彙力×言葉のチョイス
- リズム感がある文章
ノンバーバルが豊かな文章
文章にノンバーバルが無いかと言えばそうでもない部分もあります。
同じ内容でも、丁寧語か、断定かだけでイメージが変わります。
句読点や改行の仕方を変えるだけでも、読みやすい配置になったり読みにくくなったりします。
これは文章の表情の部分ではないかと私は思っています。
フォントを選んだり、太字等文字の装飾の出来るブログは特にこれが顕著です。
でも、私の中でフォントの装飾等は絵画センスかと思いますので、とりあえず今回は装飾を抜きにした話をします。
現時点の自分は、無難な言葉のチョイスです。
表情で言えば、ニコニコしながら「いいね~」と聞いている感じ。
不快な感じはしなくても、何を考えているか分からない、特徴がないから覚えられないという難点があります。
実際に万人が興味を持つのは、表情のはっきりした特別な言葉です。
例えば「死ね」という言語は、それだけで強烈な敵意の表情を持っています
こういう敵意剥き出しな表情を持つ言葉は見つけるのが簡単ですが、私は悪意をぶつけたいわけではありません。
プラスの感情が湧く表情をつけたいのですが、大笑いしたり、やさしい気持ちが湧き出る言語のストックを私はあまり持っていないような気がします。
今思い浮かぶのは「ありがとう」とか「大丈夫」とかくらい。
こういった表情を持つ言葉のストックをためるのをまず自分の目標にします。
もちろん、この部分は受け手側の感情・精神状態もありますので、難しい問題です。
「ありがとう」という文字を脳内で勝手に変換し、「ありがとう(ホント超嬉しい~~~♪ 大好き★)」と言っているように受取る人もいれば、「ありがとう(とりあえずお礼言っておくか)」と受け取る人もいます。
相手の脳内変換や誤解を極力少なくするため、他に組み合わせる言葉の表情でフォローしていけるようになるのが理想形です。
語彙力×言葉のチョイス
語彙力は歌で言えば「どれだけ歌を知っているか」。
歌をたくさん知っていればいるほど、自分に合う歌が見つかる可能性が高くなります。
20代の子とカラオケに行ったとき、みんなが知らない90年代のバラードを歌っても、聞いている方は楽しくないですよね。幾ら言葉を知っていても、言葉をチョイスしなければ意味がない訳です。
相手を楽しませるなら、「金太の大冒険」みたいなインパクトある曲を自滅覚悟で歌うか、20代が一緒に歌える曲をチョイスするか、ものすごい歌唱力で相手をねじ伏せるか。
↑の中なら、20代が共感できる言葉(曲)のチョイスをすることなら出来るかな、って思ったわけです。
このブログは「ゆるくても良いよ、頑張らなくていいよ、むしろサボれ」くらいな勢いのブログですので、断定は少なく柔らかく書いているつもりではいたのですが、いつも同じ曲調だったような気がします。20代の歌を1個しか知らないから、そればっかり歌ってる的な。
同じだらけるのでも、おしりボリボリ掻いているようなスタイルから、可愛いルームウェアを着てカロリーオフの夜食を食べるくらいのゆるさもあるわけですから、色々なゆるさを表現する語彙を研究していこう。
リズム感
私は短い文章が苦手です。才能は全くありません。
おーいお茶の俳句やサラリーマン川柳を見ると自分も作ってみますが、字余りか、イマイチ面白味のないものにしあがります。
なので、ツイッターなどのSNSではなく、ブログを選んだ、という経緯があります。
ただ、長い文章にもリズムってあると思うんです。
歌でもAメロBメロからのサビなのか、サビから入ってAメロBメロのリズムで行くのか、途中で変調するのか。
まぁ、つまり文章全体の構成力です……。
一言のインパクトより、私はこの構成の力を鍛えないとな、と。
私は文章を書くのが好きだし楽しい
でもね、最終的にはやっぱり結論が↑なんです。
頭の回転が遅いので、人前でリズムに乗って話せない私にとって、文章というものは自分の世界を表現しやすいコミュニケーションツールなんですよね。
カラオケと一緒で、上手いから披露したい人もいれば、下手でも歌うのが好きな人もいる。私は後者です。
このブログの現時点の目的は、以前書いたように趣味であり、今は「上手く書くより楽しく書きたい」という気持ちが強いわけです。
カラオケの延長線上だけど、人様の前で歌うからには多少は上手く見せたいな、と思うので、楽しいが消えてしまわない程度に軽く腹筋やボイトレやろうかな、程度で文章力を磨くことを考えたいと思います。