町田樹 つい語りたくなる存在
平昌五輪開催中なのに、なぜ引退した方のことを書くのか、私は。
それは、ソチ五輪代表の町田樹さんが生で解説をして、賞賛されたというこの記事を見たからです。
ぐはぁぁぁ!!!
知らんかったんです、まっちーがテレ東に出ることを。
もう、フィギュアファンを語れないって位に落ち込んでいます。
NHKで競技見ておしまいにしてしまった自分が悔やまれる……!!
そしてテレ東ありがとう♪♪
なぜか語りたくなる男、町田樹
フィギュアスケートは語り始めるとキリがないので、基本語らないようにしています。
ホントは話したいけど、文章もフィギュアも素人だから、下手で長いうんちく聞いたって楽しくないでしょってw
こちらとしてはフィギュアスケートの魅力を語りたいのに「うわー、長い」「つまらん」と思われたら本末転倒ですから。
でも、でも。
町田樹。
この人のことはなんでこんなに語りたくてしょうがなくなるのだろう。
引退してから特に思うんですが、リンクに立つと、個性的な町田語録みたいに自分の世界を纏うんですよ。
指先から足の先まで結構濃いというかくどい滑りをするのでw、超好き嫌いが分かれるスケーターなんじゃないかなと思います。
私は好き。もう大好物。
2014年、五輪後にさいたまアリーナで行われた世界選手権。
SPのエデンの東、生で見て鳥肌立ちました。
あの時は羽生くんとの戦いがもう「少年ジャンプか!!」って突っ込みたくなるほどドラマチックで熱くて。
しかも、天才肌ではなく、自分の殻を破れなくて苦労してきたタイプが懸命に「表現」というものに向かい合ってきたからこその演技。
フィギュアスケートもこういうドラマがあるからこそ、私はフィギュアスケートにスポーツとしての熱気を感じることができるのだと思います。
引退した時も本当に突然で、びっくりで、でも一番最初にショックというより「あ、町田くんらしい」と思いました。
「本人のことを知っているわけではないのに何をもって”らしい”と言っているの?」と正論ぶち込まれると全く答えられないのですが、なぜか演技もセリフも行動も、すべてに対して「町田くんらしいな」と思ってしまうのが、私にとっての「町田樹」という人物像です。
たぶん本人がブレないからなんでしょうね。
今回の解説はまっすぐだった
町田樹さん、宮原さんの回転不足のことに言及してくれてありがとうございます。
この件は納得いかなくて色々とモヤモヤ考えてしまったのですが、きっぱり「(ほかの人と比べて)遜色ない」と言い切ってくれたこと、そしてこのセリフに救われました。
「怪我を乗り越えて五輪の切符をつかむという全日本選手権、そこでは滑る喜びだとか、このプログラムで演じる日本人女性としての強さみたいなものが満ち溢れていたんですね。ですからその全日本のときの気持ちというものをもう一度思い起こして、堂々と個人戦に臨んでいってほしいと思います」
この言葉、宮原さんに届いて欲しい。そして堂々と、自分自身の滑りを五輪で見せてくれることを願ってやみません。
羽生くんやネイサンくん、団体戦に出た日本選手に対しても愛があったなぁ。
元選手側の立場から冷静に、そしてテレビのコメント的なことを考えずにストレートにズバッと話したと思いきや、急にアイスダンスの解説では叙情的になって、本当に町田くんらしいなと思わせる解説でした。
で、ここまで町田さんのことを熱く語っておいてなんですが、いま平昌オリンピックなんだから今回出る選手のことを熱く語ればいいのにね、私w
今回出場する選手に関しては、私のクソ解説ではなく町田さんの解説をお聞きくださいってことで……w