鳥海アナの実況が素晴らしかった件について
今回のフィギュアスケート(男子シングルフリー)の視聴率、33.9%だっだそうですね。
フィギュアスケートが大好きな私としてはもうそりゃこの金土と一日明けた日曜日はテレビにかじりついておりましてw、感想も山ほどあるのですが、たとえ感想を書いたとしてもあれもこれもあの人もこの人も書きたいと冗長な文章になってしまうので、やめておきます。
皆、素晴らしかった!メダリストのみなさんおめでとう!そしてすべての男子シングルスケーターの方々お疲れ様でした!
私、結構ニワカ気質があるので、オリンピックとか結構大好きで見ているのですが、今回のオリンピックで初めて知ったことがあります。
それは、放送局と担当の実況アナウンサーの所属局が違うってこと。
今回フィギュアスケートのショートプログラムはTBS、フリーはNHKが放送していましたが、ショートの時も実況アナウンサーはNHKの鳥海アナでした。
調べてみたら、五輪やW杯は日本の各放送局が「ジャパンコンソーシアム」という共同団体をつくって放映権を獲るからこういうことがあるらしいんですよね。
知らなかった。
実況という縁の下の力持ち
そう、私は今回の実況がとても好きでした。
今回羽生選手への熱い実況が話題となっていますが、私が印象に残ったのはハビエル・フェルナンデス選手のSPの後の一言。
「これぞフィギュアスケーターです!」
たったの一言に、演技への賞賛が感じられます。
ハビーの演技は本当に美しかった。
当然技術を競う「競技」ですので、後半の大きな得点源になるジャンプのミスで失点をしてしまい、銅メダルという結果になりましたが、それ以外のエレメンツは本当に美しく、SP・FSともに素晴らしいプログラムでした。
日本の選手のエールだけでなく、他国の選手へも一言一言に各選手の魅力を凝縮してくれるような実況をしてくれて、選手への愛を感じました。
鳥海アナありがとうと言いたいです。
あと中居くん。
野球を語る時と比べると全然熱量がないので最初のうちは空元気に聞こえて、採点競技好きじゃないのかなーとか感じたんですがw、コメントの端々でこの方は事前に勉強をしているなというのが伺えました。
羽生選手だけでなく宇野選手のことも田中選手のこともたくさん紹介しようとしてくれていましたし。
多分ほかの競技でもそうなんでしょうね。プロですね。
あっこさんの優しい声の解説や、織田くんの号泣も良かったw
競技に出ている選手たちはもちろんのこと、裏方の素晴らしい人たちのプロ意識も含め、五輪は盛り上がるものなんだと改めて感動しています。
最後にこれだけ言わせてw
選手については語らないと言いつつ、やっぱり蛇足的にちょっとだけ語りたいw
勝負の世界には「たられば」がつきものです。
もしハビーや宇野選手が完璧な演技をしていたらとか、ネイサン選手がSPの失敗を最小限にとどめていたならばとか、ボーヤン選手の転倒がなかったらとか。
それでも。
羽生選手が勝ったのが必然に感じるのは、五輪の魔物を打ち払う方法や神様を味方に付ける術を知っているからなのでしょうね。
多分、それを知ることになったのは震災の経験や病気・怪我の経験、嫉妬や嫌がらせ等辛い経験からなのだろうと思うと、何とも言えない複雑な気持ちにもなります。
平凡な私には頂点に立つ人の喜びや苦悩などを計り知ることはできませんが、たまには王者だの被災地の希望だの何も考えずに、ただ自分の好きな曲で自分が滑りたいスケートを滑っているところを見たいなと思います。
そして宇野選手には、良い意味で「日本を背負う」とか考えずにこのまま自分の演技の道を極めてほしいなと感じます。
それが宇野選手の魅力なので♪
そして遅咲きと言われている田中刑事選手。
遅咲きなんかじゃない。上二人が突出しているだけよ、と言いたい。
今季のプロ、とても田中選手に合っているプログラムでした。
3人とも、お疲れ様です。